書道教室:::書道教室「城書会」 埼玉校 |西川口|川口|大宮|浦和|

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第48回現日選抜書展

過日、 二月末~三月初めまで 六本木の国立新美術館にて
「現日選抜書展」が開催され小生も「同人」として出品いたしました。
新築なった国立新美術館に舞台を移し、約500点の作品が陳列され賑やかに開催されました。
作品は全紙一枚半で 王昌齢詩「琴瑟」を書きました。
ニジミの変化や 文字の流れ、大小が作品の狙いです。




黒川紀章氏設計のユニークかつ巨大な美術館で これから毎年この選抜書展が開催されます。
明るく近代的な会場に負けないよう、わたしの作品も磨かねばなりませんね。
余談ながら 今回 わたしの社中からはじめてこの選抜書展に「準同人」として出品する門弟が出ました



墨心全国展終わりました

去る 九月十八~二十一日まで、岩手県一関文化センターで開催されました。

私は陳列のため前日から岩手入り。 台風直撃のなか、会場設営、陳列を行いました。 今年は寸法が小さく 一般 委嘱は半切大、 審査員は色紙大まででした。
私も色紙の作品「酌史炊経」と板短冊二枚を出しました

生徒も成人、十名余り出した中から三名が秀作、佳作に入りました。
全国から先生方が来場され、書談に花が咲きました。
会場にて二日目に 雑誌の10月号に掲載される上位入賞の寸評を書くよう承りました。 入稿が迫っていたので翌日に書き上げました。
約二週間たち掲載誌が着きました。
今週末に 現代臨書展の締め切り。
来月末に 現日選抜展と、またまた書展の締め切りが続きます。






書と欲求について

ある知人から聞きました。

「私は大人には書を教えたくない。
やれ賞がどうだとか、上手いとか下手だとか、
有名になりたいとか、手本くれだとか書に関係のないことばかり言うからです」

「俗化してはいけない」

はたして、どうなんでしょうか?

たしかに一理あるかには思います。
私も今はただひたすらに自分の感懐を筆に託してただ自在の境地に遊びたいと念願してます。
しかし若い頃は(20代)賞も欲しかったし、腕も名も欲しかった。
別にテレビに出るとかじゃなく、この道の玄人筋に一目置かれたかった。

しかし、 やむ無く人の嫌がる職種のバイトで日銭稼ぎに追われた30代、
思いっきり「俗」のただ中にいました。

それでも筆だけは離しませんでした 。

そして四十路にして 現日展や墨心展に復帰してやっと堰を切るように書作に耽溺しました。
結果 幸いにして努力のあとにいつもおまけみたいに、ひょっこりご褒美は来ました 。

初めから欲得狙いではないけれど、でもとても嬉しかったです。
なぜならもういつも崖ッぷち、背水の陣で公募展に臨んでいたからです。
私自身、今はまず第一に純粋に美しい書、感動する書を書きたいと願ってます。

けれども 初学の方や若い方が入賞や師範などの資格を目指すのを
けして否定してはならないと思っています
なぜなら それも最終的な高い境地の書に至るまでの有効な「方便」だと思うからです。

初学者に何より大切なのはとにかくたくさん書くことです。
入賞や昇格を目指してたくさん書き 研究してもらいたい。
そのうちに他人がどうのでない、「自分は書が大好き、生き甲斐」を感じてもらえたら、
これは教え冥利につきます。

長い道のりですねえ…今さらながらですが。

☆王羲之・臨書



☆朴


☆笋老蘭長


唐の三大家(欧陽詢・虞世南・楮遂良)について

書を始めるとき「まず基本からお願いします」と漠然と言われる事が多いです。
恐らく「楷書からやりたい」と仰りたい場合が多いようです。

そこで初心者が楷書を学ぶのにはまず普通、「唐の三大家」を奨めます。
いわゆる 欧陽詢・虞世南・楮遂良です。
欧陽詢は縦長でキリッとした峻険な字形、線が特徴です、
虞世南はふっくらした線で、伸びやかで余白のある字形が身上です。
楮遂良は やや行書的で晩年になると細身で太細、強弱の変化に富んだ楷書となります。

古典を見て書くことを臨書と言います。
臨書はまず古典を良く観察する事が大切です。

はじめは字形を忠実に追い求める、これを形臨と言います。

次に字形などがある程度把握できたら、原帖を見るのを半分くらいにして自分のリズム、線で書いてみる。 これを意臨と言います

この古典の観察、臨書と
漢詩や現代詩を題材にした創作の勉強を交互に取り組むこと。
これが勉強の基本だと思います。
明代末期の大家、王鐸も一日王羲之の臨書をしたら翌日は行書などで自作の詩を書く。 これを交互に繰り返していたそうです

楷書・倪寛讃「霍去病受」
行書・枯樹譜  「況復風雲」


☆写真は

楮遂良の楷書・倪寛讃「霍去病受」

同じく行書・枯樹譜 「況復風雲」


墨心会

わたしの属する墨心会は、
岩手県一関の地に本部があります。

北は北海道南は長崎まで全国に会員を擁し
中央の 現日会、東京書作展 安芸全国書展などでも
毎年かなりな好成績を収めています。

現日大賞も、一昨年、
その前年とうちから出てるし安芸全国展も
昨年、戸田提山賞が出ました。

これもひとえに師匠の梅津津先生の指導力なですが
他の社中からは何かよほど特別な練成をしているのでは?
と良く勘ぐられます、

『何も特別な事はしてませんよ』と言っても
ナカナカ信じてもらえない。

なんかタイガーマスクの『虎の穴』みたいのを
皆さん想像してるらしいです。

書展締切り間際になると初心者から幹部作家まで
皆で作品を持ち寄り、梅津先生に見て頂くのみです。

ただその後のお茶を飲みながらの
書道放談に得るものが大きいです。

なんか先生にお会いしてお話するだけで
字が上手くなる気がします(あくまで『気』だけど)


先生は普段は温和で寡黙ながら冗談を飛ばし、
叱咤はあまりしませんが 『気配から察しろ』という指導をされます。

書き込んでない作品、やり過ぎてダメな作品は
一言も発しません。それは冷淡なまでにシビアです。

慈父の様な温かさ、
それに反して当代の大家何するものぞ!という反骨の精神、
またそれを見事に具現化した作品に門下は惹かれます。

いままで随分多数の方を先生にお引き合わせしましたが
漏れなく皆 先生にハマってしまいます。
私にとって師にお会い出来たこと、
墨心会の一員に入れたことは何よりの僥倖です。

一昨年、小生が第36回墨心全国展で大賞を頂き、
六年ぶりに我が梅津門下よりの最高賞と言うことで
恩師に幾分かのご恩返しが出来ました。

書道作品
写真は、墨心会代表・梅津鳴上先生の玉作です。


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